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南アフリカのつまらない話 W杯に関する南アの雰囲気 その12010/4/12 9:00 Writer さくま
こんにちは。この原稿を書いている3月末現在、南アはだんだんと涼しくなってきました。私が南アフリカに赴任したのは去年の3月下旬。プレトリアの気温は昼と夜の寒暖の差がどんどん激しくなってきていました。4月の下旬頃などは昼は半袖でも暑いと感じるくらいの気温だったのに、夜になると長袖でも肌寒かったのを覚えています。W杯が開催される6月、7月は、日本で言うと12月くらいの雰囲気です。もし観戦される読者の方(特に夜、試合がある場合)がいらっしゃいましたら、防寒着の準備は忘れずに。私も、日本VSデンマーク戦のチケットをゲットしました。結果はどうであれ、面白かったと思える試合を期待しています。 もし、南アに関するご質問などがございましたら、遠慮無く世界の広場ジャーナルまでお問い合わせください。できる限りお答えいたします。 さて、今回はあと2ヶ月に迫ったW杯に対する南ア国内の現状をお話しします。 日本でW杯が開催されたとき、チケットは争奪戦の様相を示し、テレビが飛ぶように売れていたような記憶があります。南アでもそうなのか、というと、実はそうでもありません。私が住んでいる田舎町、カムシュシュワでは、W杯があることは知っているが、まるで他人事のような反応です。なぜかというと、「チケットが高いから」ということがあげられると思います。 W杯のチケットは、一番安いものでも88ドル。南アフリカランドにすると、700ランドくらいでしょうか。この金額は、任地付近の南ア人なら、半月は暮らせる金額です。人によっては、1ヶ月生活できます。たとえ世紀の記念イベントであったとしても、半月分のお金を2時間の試合にかけられる人はほとんどいません。また、チケットを手に入れたとしても、会場までの交通費、場合によっては宿泊費などを考えねばなりません。各報道にてご存じだと思いますが、期間中の宿泊施設は軒並み大幅な便乗値上げをしており、通常料金の3~6倍もの宿泊費がかかってしまいます。この異常な事態に南ア政府も規制を検討しているようですが、どれだけの拘束力があるのかは未知数です。また、富裕層を占めている人に限って、サッカーに関心がある人はあまりいないようで、特に白人はサッカーにはほとんど興味がなく、今はラグビーのスーパー14の結果の方が気になるようです。 また、自国の活躍が期待できないということもあるかと思います。FIFAランキングから見ても、南アフリカのランクは81位(3/3発表)。グループリーグの対戦国もメキシコ・ウルグアイ・フランスと強豪国揃いということもあり、グループリーグを突破すると考えている人は、少なくとも私の周りには皆無です。 スタジアムの建設も、まだ終わっていないところがあります。ヨハネスブルグのメインスタジアムと、私の任地から最寄りの会場となる「ムボンベーラスタジアム(ムプマランガ州)です。」スタジアムの外観はすでにできあがっているようですが、周辺施設については更地の状態(3/20日現在)のところもあり、残り2ヶ月でどうなるのか、予想がつきません。 そんな国内のしらけムードをどうにかしようと、政府は躍起になってキャンペーンをしています。毎週金曜日は「サッカーデイ」と銘打ち、スーパーの店員などは南アフリカのチームカラーTシャツを着たり、店頭で宣伝したりと一生懸命ですが、どれだけの効果があるのやら。 次週に続く。
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