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スコットランド訛りについてまとめてみました。


2009/8/18 21:00 Writer みどみどらぼ

 スコットランドより。家族連れ留学をもうすぐ終えて帰国します。

  はじめまして、スコットランドでガーデンデザインを学んでいる「みどみどらぼ」です。12年勤めた職場を離れ、ガーデンデザイナーとして独り立ちするべく妻と1歳児を連れて留学に踏み切ってしまった私のレポートがどなたかのお役に立つのであれば、とても嬉しく思います。

 今回は気になるスコットランド訛りについて。旅行に行っても言葉が通じないんではないかと心配でお読み頂いている方はいらっしゃいませんか? 残念ながらその通りなんです。空港でもお店でも何を言っているかわからない場面はよくあります。日本語を習いたての外国人が関西弁語圏で暮らすことになったら困惑することでしょう。でも日本では空港の構内放送などはいわゆる標準語かと思います。スコットランドでは違います。構内放送もファーストフード店も「こてこて」のスコットランド弁です。

 テレビにも地方局があって、スコットランド訛りの子供番組だってあります。1年滞在してやっと聞き取れるようになってきましたが、特に若い男性同士が飲みながら話しているところにはスコットランド独自の単語に加え若者単語が多用されているので入り込む隙がありません。まだまだです。そんな具合の私による分析ですが、思いつく範囲でまとめると以下のようになります。専門の本を読んだわけではなく私個人の印象によるものです。権威ある文献と違っていたらその文献のほうが正しいと思います。

1.困ったことに「早口」というのがひとつの特徴のようです。

2.しかも抑揚無くロボット的な棒読みで話す人が特に男性に多いです。

3.sと無音のthがshになるようです。3はシュルリー。

4.有音のthはnとdの間の音になる場合があります。And thenはアンネン。

5.eがiになる場合があります。ニッと歯を見せて笑うアゴの感じで。headはヒッド。todayはトゥディー。

6.rは日本語のラリルレロに近い音。

7.イギリス英語と同じく単語末のrは消えるのですが、文章の中では一文字分の無音が跳ねる音になって存在しているように感じます。

 特に6がわかりにくいんですが、これに気付くとだいぶ聞き取れる量が増えます。日本語には無い音なので、この無音の「ッ、」が突然出てくると慣れないうちはそこで脳がストップしていたのだと思います。ちなみに聞き取れないときは「パードン?」を中学生の時に習いましたが、イギリスでは「ソーリー?」が一般的。来るまで知りませんでした。

 例文で検証してみましょう。たとえば「あのバスは13番です」が「ナッtバッシュィズナンバッ、シュルティーン」になります。あとは独特のリズムと語尾上げ的な威勢のいいメロディがあって、残念ですがこれはまだマネできるほど特徴をつかんでいません。

 さて、1829年築のアパートに暮らしながら1670年創設のエジンバラ王立植物園に通った1年間の留学生活ももうすぐ終わりになります。ガーデンデザインについて一通りの知識を身につけたと同時に、ここスコットランドで大きな出会いがありました。それは、アンティークとの出会いです。

 スコットランドを含むイギリスでは、古いものを大切にすることがよく知られていますが、当たり前ですが現代まで残っている古いものは頑丈で壊れないものなのです。例えばうちの2歳児のお気に入りミニカーは毎週開催されるフリーマーケットで手に入れたものばかりですが、そのうちの多くは30年以上前に製造販売されたものです。プラスチックでできた新しいものはすぐに壊れてしまうけれど、30年前のミニカーは塗装の剥離はあるものの、投げても踏んでも構造的には壊れません。こうした小さなことからも、古いものが新しいものより優れている場合が多いと実感できるのです。

 フリーマーケットやリサイクルショップやアンティークフェア、あるいはネットオークションが充実していて古いものに近づきやすい環境がアンティークとの出会いの大きなきっかけでした。またイギリスではあらゆる昔の品物についてアマチュア研究が盛んで、フリーマーケットで手に入れた古道具などについても、インターネットを見ればその品物がいつどこで作られたのかおおよそ調べがついてしまったりします。そんなわけで徐々に昔のものへの興味が強くなり、有名ブランドの50年前の廃盤ティーカップ、200年前の銀器、100年ほど前に日本から輸出された陶磁器などなど、日本にいては親しむことの無かったであろう素晴らしい昔の品物に触れることができました。買いすぎてしまったのでこちらに出品してます。どうぞご覧下さい。

 次回からアンティークについて書かせていただこうと考えています。日本ではたかだか20年前のものでもアンティークと呼んでしまう場合もありますが、国際的なルールでは製造されてから100年以上が過ぎたものだけをアンティークと呼んで良いことになっているそうです。そんな話題から始まります。どうぞお楽しみに!

  みどみどらぼ
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ジャーナリストレベル ジャーナリスト
担当国 イギリス(スコットランド)
略歴

結婚を機に自営業に転向することを決意し、好きな分野のガーデンデザインを職業とするべく12年の公務員生活を飛び出し渡英。エディンバラ王立植物園ガーデンデザイン科を無事に卒業し帰国し、2009年9月より東京で開業。一級土木施工管理技工士、一級造園施工管理技士。

一言メッセージ
カネなら無いぜ。未来の自分を買っちまったから。なぁに、買った未来を少しずつ売って暮らして行くさ。

 


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