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アランソーカル事件2009/2/19 20:10 Writer silvas
もう10年以上前の事で日本でも標的となった仏でもあまり知られていない出来事なのですが、ニューヨーク大学の物理学教授だったアラン・ソーカルが評論雑誌の『境界を侵犯すること:量子重力の変換解釈学に向けて』(Transgressing the Boundaries: Towards a Transformative Hermeneutics of Quantum Gravity)という論文を発表した。とここまでは普通の事。お粗末だったら良かったのに・・・有名なポストモダン知識人達の文章を多数引用し、それを雑誌『ソーシャル・テキスト』に投稿し、その内容がでたらめなパロディーである事が分るかどうか試してみた。 それは編集者の手に渡り、ソーシャル・テキスト誌にそのまま掲載されてしまった。それを見たソーカルはその後 別の雑誌にそのことを暴露。 さらにその何年後ベルギー人ジャン・ブリックモン『「知」の欺瞞』(Impostures Intellectuelles)を発表。 ポスト・モダニズムの中で頻繁に引用される1960年代フランス思想家がもったいぶって使う数学・物理学概念が意味がないかを警告しようとした本である。 1997年10月にこれが世に出るやいなや、『ル・モンド』をはじめとする日刊紙、『ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』のような週刊誌、 また知的レベルの非常に高いラジオ放送局〈フランス・キュルチュール〉などのメディアがこぞって大きく紹介し、論議の対象とした。 10年以上経過しているが、相変わらずアメリカと日本でのこの事件について読むとソーカル荷批判的ながらも支持している内容の記事にであう。 特に三浦俊彦が書いている論理学関係の本・・しかし仏では 指針分析家に聞いてみるとラカンについてソーカルは知らなかったからだよと言う。二つの意見が分かれるが、これらの雑誌の編集者も批判の的になっても良いと思うが・・・ 調べてみると、ソーシャルテキストの編集者はイグノーベル賞を受賞している。 私事だがあるアソシエーションに記事を書いていた事があるが、全く編集という言葉が理解されていない方が最高編集者であった為、私はそこで書くのをやめた。原稿を送り、一週間たっても返事がなく別の担当の方から、編集者に送った原稿を送って欲しいといわれ驚いて返事がなく、私の原稿が気に入らなかったのなら直接いって欲しい、一体どういうことなのかとメールを送ったところ「私用と子供と別件で忙しかった。編集者の生活の配慮をお願いいたします。」というお返事を頂いた。 私がこの事件で思うのは 批判されたラカンやドゥールーズ達の事でもなく、アラン・ソーカルでもなく、編集者とその出版社だ。 この世界の広場ジャーナルの編集者の方は送ると 必ず記事のコメントを頂くので大変有難く書きやすい。 さて記事を読んでいらっしゃる方に考えていただきたいが、配慮云々と書いた恥知らずな編集者は仏人でしょうか、日本人でしょうか。
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