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ロシアの冬支度2009/11/17 11:40 Writer かりん
私の暮らすモスクワも、いよいよ秋から冬へと近づきつつあるようです。気温はぐんぐん下がってきて、朝方は氷点下ということも頻繁です。この記事が載る頃には本格的に冬になっているのでしょう。日本人で日本で暮らしてきた私にとってはこれからが冬本番、という事実は恐ろしいです…。しかし日本の真冬に近い今でも、例年のようには辛く感じていないのは心構えの違いなのでしょうか。今回はそんな季節の変わり目のちょっとした出来事を少々書こうと思います。 ロシアは冬は寒いといっても、屋内に一歩足を踏み入れればむしろ暑いくらいです。それは何故かというとセントラルヒーティングという集中暖房システムが採用されているからです。建物の至る所や地下鉄の構内はこのシステムによって極寒から守られているのです。しかしこれは国が管理するシステムなので自分達の意思で操作することは出来ません。最高気温が10度未満の日が3日以上続いて初めて、このシステムが始動するのですが9月、10月頭あたりはとても寒い日があるにもかかわらずその条件は満たされず、部屋の中で寒い思いをしなければいけないことも多々あります。まぁ、一度始まってしまえば春までつきっぱなしなのでこっちのもんなのですが。 街の外観に関して言えば、木々は紅葉で美しく彩られます。ただ天候は雨や曇りが先行しがちなので、青空を見ることは少なくなります。そして10月初め頃になると夏場に設置されていた、レストランやカフェのテラス席が撤去されます。通りにはみ出したテラス席や、クヴァス(夏場に好まれるコーラのような飲み物)の出店がなくなると一気に通りが広くなり、同時に賑わいが無くなってちょっとさみしい感じになってきます…。 これらの変化は9月末から10月頭のほんのわずかの期間に起こることです。季節の変化が一気に感じ取られ、人々の生活スタイルがそれに合わせて変化することもよく分かります。これは日本のように緩やかに季節が変化していく国で育ってきた私には大変珍しい光景です。このような事に注意を向けることが出来ると、日々の生活の貴重さが実感でき、生活そのものがより楽しくなるような気がします。
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