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ロッキー山脈、ジャスパーを巡る旅#22009/8/25 10:00 Writer 江戸もん子
先週に引き続き、ジャスパーを中心としたロッキー山脈の旅の思い出を書き連ねていこうと思います。2日目の朝は宿のすぐ近くにあるアサバスカ滝を見学することから始まりました。早朝の滝は気持ちがいいですね。天気もよく旅の幸先の善さを感じずにはいられませんでした。 私どもはコロンビア大氷原に向けて車を走らせました。コロンビア大氷原の下にはアサバスカ川の原流であるアサバスカ・アイス・フィールドが広がっています。こちらは一部区域を自由に立ち入ることができます(規制はあります)。氷河は碧く光を放ちそれは神秘的なのですが、近年温暖化の影響で年々溶けて行くスピードが速まっているそうです。氷河の上を歩くことはめったにできることではないので慎重に歩いてみました。雪国育ちの私は氷の上を歩く際のコツを体得していますので、難なく歩くのですが夫は靴の底面がつるつるのものを履いていたのと、氷の上の歩き方をしらないがためにつるんつるんと滑って転がっていました。氷河は平面ではなく、立ち入ることができた場所はほんの入り口ですので結構な傾斜ができていますが、自転車を担いで登っておられた方がいました。ご苦労様なことです。融け続ける氷河のやがては大河になる小さな流れに手を入れてみると凍てつくほど冷たくて長くは入れていられませんでした。 コロンビア大氷原は、専用のバスでしか向かうことができません。バスと言いましても、山頂で氷河に向かうために乗り換えるバスは氷の上を走行するため用のタイヤではなくキャタピラの特注バスです。ごつくてかっこいいバスです。ツアー客は氷河といえばこちらを案内されるようですから、待合室は中国語と日本語が反乱していました。先に団体客が来ないアサバスカ・アイス・フィールドで遊んでいたためか、限られた時間内で限られた小さなスペースで時間をつぶすだけのコロンビア大氷原はあまり面白いと思えませんでした。人も多く降り立っているので足元の氷河はあまりきれいな氷河ではなかったです。 氷河を歩くツアーもあるようですが、ガイドの制止を聞かずに勝手に歩き回りクラック(氷穴)に落ちて亡くなるかたがいるそうです。確かに氷河のクラックに落ちたら助かる見込みはないだろうとバスの中から覗いたクラックを見て思いました。でも、氷河を歩くツアーには機会があれば参加してみたいと思いました。やはり、あまり人が入っていないところは神秘的ですからね。 昼にはコロンビア大氷原を離れ(昼食はジャスパーで購入しておいたパンとハムを駐車場で食べました)急ぎ足でジャスパーに戻りました。ジャスパー近くのエンジェル氷河を見るためです。駐車場から氷河が観測できる場所まではかなり歩きます。エンジェル氷河は崖にそそり立つ氷河で天使が羽を広げたような形の氷河でその名があるのですが、かつては崖下も氷河でおおわれていましたが、今ではエンジェルの羽もその形を失いつつありエンジェルは天空に飛び立っていってしまいそうです。氷河を訪れてから3年経ちますが、おそらく私が行った時とは様相がかなり変わっていることだと思います。温暖化を食い止めるのはおそらく不可能に近いことですが、私にできるエコなことは微力なりともやっていこうと思えた2日目の旅でした。 その夜はジャスパーに戻り宿泊しましたが、8月終わりでしたがものすごく寒くて夕ごはんを食べにでてもそそくさと帰ってきてしまうほどでした。翌朝、ホテルの窓から外を見ると正面の山に雪が積もっていました。 ロッキーの冬は想像以上に早く始まるのでした。私達の旅も考えられないほど速足の旅でした。
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