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オーストラリア。行ってみたらビックラこいた! その1


2009/7/22 21:30 Writer サエキヒカル

 英語なんて中学校の時はビリから3番目。でもたまたま始めたラジオ講座の物語に出てくるアキオという人物が、オーストラリアにワーキングホリデーで行き、いろんな経験をしてくる姿に憧れを感じた。そこで私も行ってみたいと感じた。

 行きたいと思うともうそのことしか頭にない。転職したばかりの食品会社の商品開発のお仕事も、煮崩れた金城武のような顔の彼氏もどうでもよくなってしまった。 とりあえずお金を稼がなくてはならない。私は会社をスパッと辞め、お金が比較的よい百貨店の販売職のマネキンを選び、とにかく残業は時間めいいっぱい、休みも取らずに1ヶ月働いた。出来たお金は40万円。片道の飛行機のキップを買う。当時私は往復の切符を買った方が安いということなど全く頭になかった。そしてワーホリのビザの申請を行った。片道切符では取れないといわれたが、今更そんなこといわれても・・・祖父母が私を海外に出すのが夢でして・・・と、話を作り、粘りに粘って何とかビザを手に入れた。手元には30万もなかった。でも、私の頭の中にはそれでかなりの金持ち気分だった。

 2週間後、私は片道切符を握り締め、登山で使っていた赤いバックパックを背中に背負って家を出た。うちの母は以前から放浪癖のある私に対し、どうせまた、どこかにふらっと行って2週間ぐらいで帰ってくるだろうと気楽に「いってらっしゃい」と見送った。私は一番安い航空運賃のキャセイパシフィックのホンコン経由シドニー行きに乗った。飛行機が飛び立ち、建物がどんどん小さくなる。私は今まであの場所にいて、あの場所の一員だったんだ。そんな気持ちで窓から離れていく景色に感慨深くなっていたら、飛行機の機内が徐々に騒がしくなってきた。

続く

  サエキヒカル
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ジャーナリストレベル ジャーナリスト
担当国 オーストラリア、カナダ、デンマーク、中国
略歴

93~95年オーストラリアでワーホリで学び、観光ビザで滞在。
95~99年カナダにて観光ガイドとして就労。98年デンマーク、オーストリアにて農場研修生として就労。カウボーイとして働く、つまり7年間の海外放浪してました。
05年~06年中国で食品会社の駐在員として働く

一言メッセージ
世界は無限大

 


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