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おーい、そこのデブ!2010/5/4 9:00 Writer 浦島の亀
日本で面と向かって「デブ」なんて言うと大喧嘩になるだろうと思います。今でこそだいぶ意識改革が試みられてはいますが、メキシコ人にとっては太っていることは食べるものが充分にある、つまり金持ちであることの代名詞でした。よって、デブを表わすゴルド(女性の場合はゴルダ)は誉め言葉で、そんなに太っていない人にでも(知り合い・通りすがりともに)こう呼びかけることがあります。 また色が黒いことはメキシコでもどちらかと言えばネガティブ(原住民の血が濃いことから)な印象ではありますが、愛情を込めた悪態という感じでクロンボに相当するネグロ(女性ならネグラ)というあだ名を使うことも。サッカー選手で自分のユニにネグロと名前を入れる人もいるくらいです。 また夫婦間での互いの呼び名に「年寄り」を表わすビエホ・ビエハを使う人も多いです。そういう習慣を知らないで聞いていると、なぜメキシコ人は悪口の応酬ばかりしているのだろうと思ってしまうかもしれませんが、仲が悪いわけではないのですね。 知らない人への呼びかけにはいろいろありますが、私が呼ばれて戸惑ったのは「ママシータ(ママの縮小辞)」。子供も連れてないのに、それ私のことですか? さらに「グエラ(金髪女性)」と呼ばれたことも。私は真っ黒くろの髪ですが。もっともこれは金髪であろうとなかろうと、女性に対する一応の誉め言葉として使うこともあるようです。 ちょっと違う話ですが、私がドイツにいたと聞くと「ハイルヒトラー!」と敬礼したメキシコ人もいました(しかも複数)。あんた……それドイツ人にやったらぶん殴られるか泣かれるかだよ?と言っても能天気なメキシコ人はきょとんとするばかり……。
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