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悪徳タクシーの手口


2010/5/11 9:00 Writer 浦島の亀

 メキシコシティ国立自治大学に籍を置いていたころ、シティに年3,4回行っていたんですが、帰りの空港までなどに私はいつも流しのタクシーを利用していました。運転手が強盗に変身したりという話もよく聞きますが、私はそこまでひどい目に遭ったことはありません。

 メキシコに来て間もない頃ダンナと一緒に乗ったらメーターがちゃきちゃきと上がっていく、というのが悪徳タクシー初体験でした。よくしゃべる運転手でしたが、スペイン語がまだわからなかった私はメーターを見ていてそれに気付き、ダンナにドイツ語で「メーター、なんか速い」と言ったらぴたっと止まりました。鋭い。

 ひとりで空港まで乗る場合は、ある程度コースを指示してシティを知っていることをほのめかしておけば大丈夫でした。それでも一度だけ、やはりよくしゃべる運転手が目的地直前でメーターを倒して倍近い金額を吹っかけてきました。直前まで見ていたよと主張し、相場しか払わずに済ませましたが。この運転手は途中で勝手にガソリンスタンドに立ち寄り、面白くもないジョークを飛ばして私をからかい、最初からちょっとヤバいなと思っていたのですが、給油のときに決断して降りなかったのが間違いでした。

 でもほとんどの運転手さんは正直に地道に働いている人たちです。一度、そういった悪徳タクシーの手口を詳しく教えてくれる運転手さんに乗り合わせました。メーターが早く動くのは、ハンドルの脇やギアの辺りにスイッチがあるんだそうです。運転中に用のないところに触っていたら要注意。また、メーターをごまかして吹っかける人に対しては、警官のいるところで停めさせ、そこで喧嘩しろと教えてくれました。なるほどね。ただし、そのあとで警官に助けてやったからと賄賂を請求されない? という心配はありますけど。

 いずれにしても流しのタクシー利用は自己責任となりますし、旅行者の皆さまにはお薦めしません。

  浦島の亀
ジャーナリストレベル ジャーナリスト
担当国 メキシコ
略歴

子供のころ住んだドイツに大学生として留学し、卒業後メキシコに移住しました。

一言メッセージ
メキシコと言えば太陽とサボテンとソンブレロ、ではなくてサッカーとイグアナとマヤ遺跡です。


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