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カバと言われるメキシコサッカー2010/6/8 9:00 Writer 浦島の亀
もうすぐワールドカップ開催ですね。メキシコでも、ルチャリブレと並んでの国民的スポーツはサッカーですから、盛り上がっています。 メキシコサッカーはよく南米とスタイルが同じと思われるようですが、私見ではちょっと違います。選手も観客も南米よりずっとおとなしく、プレイは基本的にクリーン、そしてスタジアムでは赤ん坊がすやすやと寝ている風景もよくあります。応援席はチーム別になっておらず、恋人や友人同士で違うチームのユニフォームを着て座っていることも。 監督によってスタイルはもちろん多少変化しますが、メキシコは基本的にパスサッカーです。全員がよく走り、タフで、ポジションはあって無きが如し。バーやスタジアムで大勢のメキシコ人と観戦しているとよくわかりますが、ボールを奪われるとすかさずブーイングが飛びます。パスとボール支配に拘わるあまりか、決定力がないのが悩みです。 体格的には非常に小柄で、2006年のW杯参加32ヶ国の平均身長と平均体重を算出してみたところ、どちらもメキシコがぶっちぎりのちびっ子軍団でした。欧州などの体格のいいチームと当たるとぶつかられて吹っ飛ぶシーンもありますが、タフなのでいくらでも起き上がります。また骨格がしっかりしているからか、重心が低いからか、細長い体格の選手より安定感もあり、多少のことでは倒れません。 2006年までは国内でプレイする選手がほとんどでしたが、その後欧州からも注目され、特にディフェンスの選手たちはコンスタントに活躍しています。今年のメキシコ代表では、半数近くが海外組となっています。 イギリスの新聞が今年のW杯参加国を動物にたとえたそうですが、それによるとメキシコはカバ。「とても有名な動物だが、毎回跡形もなく姿を消す」とか。ベスト16、自国開催でベスト8の壁を突破できないメキシコとしては、そのとおりと苦笑するしかありません。でも今年は、少しくらいは水面に波紋を起こしてほしいものです。
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