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スペインから流れてくる本の謎


2010/7/27 9:00 Writer 浦島の亀

 先週お話したように、スペイン語とは言っても、メキシコやラテンアメリカとスペインではいろいろと違います。メキシコと南米各国でも、また違う点もあります。

 けれどもメキシコに出回る出版物を見ると、Printed in Spainとかコロンビアの出版社の本とかいろいろと入り混じっていて、すべてがメキシコで印刷・出版されているわけではありません。

 まあ多少の単語や文法の違いはあるとはいえ、同じスペイン語なので、問題はないです。……と言いたいところですが、以前にチリ人作家の小説を読もうとしたら知らない単語の連続、辞書を引いても載ってなくて挫折したこともありました。

 しかしその一方で不思議なことに、スペインで印刷された本を読んでもvosotros(「君たち」)が使われていないのです。スペインでは普通にvosotrosを使っているはずなのに? とずっと疑問に思っていました。

 その謎が解けたのはハリー・ポッターを読んでいたときでした。これもスペインからの輸入本だったのですが、いきなり、出たー! Vosotros! でも一ヶ所だけ? 他のところは普通にustedesになってる……。

 どうやら世界的にすごい人気だったこの本、メキシコへ持ってくるときに、出版を急ぐあまりそこだけ差し替えるのを忘れたのではないかと思われます。なるほどそうやってわざわざ書き換えているのか、と思ったことでした。

 ちなみに私はハリーポッター、三巻の冒頭で挫折したきりになっています。

  浦島の亀
ジャーナリストレベル ジャーナリスト
担当国 メキシコ
略歴

子供のころ住んだドイツに大学生として留学し、卒業後メキシコに移住しました。

一言メッセージ
メキシコと言えば太陽とサボテンとソンブレロ、ではなくてサッカーとイグアナとマヤ遺跡です。


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